賃貸暮らし20年で感じたメリット・デメリット

賃貸暮らし

賃貸暮らしのメリット

1. 初期費用が低く抑えられる

持ち家に比べて、賃貸は購入時の大きな出費がありません。引っ越しのたびにまとまったお金は必要ですが、それでも住宅ローンを組む必要はなく、身軽にスタートできます。

2. 住宅ローンがなく負担が少ない

ローンを抱えないことで、経済的なプレッシャーが少なく済みます。家計の変動や収入の減少があっても、比較的柔軟に対応できます。

3. 気軽に引越しができる

  • 家族の変化
  • 子どもの進学
  • 職場の異動
  • ご近所トラブル

など、ライフスタイルや環境の変化があっても、比較的簡単に引越しできるのは大きな魅力です。

4. 固定資産税や維持費がかからない

エコキュートやエアコンなどの大きな設備の修理・交換も、大家さんや管理会社が負担してくれるため、思わぬ出費が発生しません。

【体験談】

これまでに、

  • エコキュートの取り替え
  • エアコンの取り替え
  • 換気扇の取り替え
  • 台所の水栓修理
  • 窓ガラスのヒビ修理

など、すべて無料で対応してもらいました。

もしこれが持ち家なら、数万円から数十万円の出費は確実…。こういった面でも、賃貸のありがたみを実感しています。

5. 災害時のリスクが少ない

地震や台風などの災害が起きた場合でも、損害は基本的に家財のみ。家自体の修繕費などは負担する必要がありません。


賃貸暮らしのデメリット

1. 将来資産にはならない

いくら長く住んでいても、家は自分のものにはなりません。老後の住まいをどうするかは、常に考えておく必要があります。

2. EV充電ができない

EV車を所有している私にとって、自宅で充電できないのは大きな悩みの一つです。近くの充電スポットに通う手間が発生します。

3. 隣人・上下階への配慮が必要

夜遅くに掃除機をかけたりすることはできません。またテレビの音や大きな音をたてないよう生活音には常に気を使う必要があります。

【体験談】

お隣さんが朝早く掃除機をかける音や、ドアを強く閉める音が気になり、かなりストレスを感じたことがありました。思い切って管理会社に相談したところ、すぐに対応してもらえて改善。問題があれば遠慮せず相談することが大事だと感じました。

4. 子どもに「自分の家が欲しい」と言われることも

子どもが小さい頃、「どうしてうちは持ち家じゃないの?」と聞かれたこともあり、少し後ろめたさを感じたこともありました。


今後の暮らしについて思うこと

今のところ、私たちはこのまま賃貸暮らしを続けるつもりですが、将来的にどうするかはまだ決めていません。夫の実家に入る、家やマンションを購入する…いろいろな選択肢があります。

最近感じるのは、「家を持つ=資産」ではなく、状況によっては「負債」にもなり得るということ。親の家を相続しても、取り壊しや売却がスムーズにいかず、維持費だけがかかるケースも少なくありません。


まとめ:持ち家か賃貸かは人それぞれ

「持ち家がいい」「賃貸が気楽」…それぞれの価値観やライフスタイル、経済状況によって答えは変わるものです。私自身も、これからも自分たちにとって一番心地よい選択を模索していきたいと思っています。

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